ジュニア選手が試合で直面する壁

バトミントンのジュニア選手で地区大会であれ、県大会であっても自分の名前が載っている大会に出場するときは、不安や緊張など普通の気持ちではいられないと思います。

 

ある程度は練習やトレーニングを積んで準備をしてコートに立っても、ほとんどの選手は「あれだけやったのに」と反省させられる結果になるものです。

試合で直面する壁

 

そんなときに私はしばしば思うのですが、「どうして負けたの?」と選手に問うと、たいてい「自分が勝手にミスをしてしまった、と答えます。

 

 

なぜミスを勝手にしたのかと続いて聞くと、納得できるようなはっきりした返答が得られない…。

 

試合を見て推測してみると、もったいないイージミス、あるいは狙いすぎて起こるミスが多いように感じます。

 

例えば、アンダーハンドストロークでのリカバリーショットでミスしたり、「角度をできるだけつけて」「できるだけライン際を狙う」「できるだけ速いショットを」といったことです。

 

 

当然力んだショットは精度も落ちますし、ミスショットを連発してしまう…。

 

そして力みや緊張は、またミスや失敗してしまうんじゃないかと恐怖心が強くなってしまうんです。

 

このときに忘れてはならないのが、バトミントンは相手と打ち合うスポーツだということ。

 

 

一本の精度を競うようなスポーツではなく、相手との駆け引きをしながら打ち合うスポーツがバトミントンです。

 

特にジュニアのバトミントン初心者は、この一つのショットに全力を傾けてしまいがちですが、バトミントンの試合は相手との打ち合い(ラリー)があって成り立ちます。

 

一つのショットに全力を傾けてしまうのは、気持ちのなかに良くも悪くも「早くポイントをとりたい」といった焦りがあり、それこそが試合でミスにつながる原因ではないかと私は思います。

 

 

そのため、実戦を想定した練習だったり、もったいない失点をしないために跳ね上げなどの練習を取り入れてみることも、試合で勝つには必要と考えます。

 

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