バトミントンのステップの種類と練習

コートを自由に動くフットワークは、様々なステップが基本となっていますね。
バトミントンの1面のコートの広さは、16.40×6.10mであり、この中には色々なラインがあり、これはシングルとダブルスという2つの戦い方があるからです。

 

 

1人にとっては広く、2人になると狭く感じてしまう絶妙な広さになっており、上手くその中を動く為にはラケット技術に加え、足の動きが重要になってきます。
コートの前後、左右へ飛んできたシャトルを最短時間で打つ為に必要なフットワークは、ただ走るよりもステップを使った方が素早く移動できます。

 

 

そして、ステップの種類には、スキップやツーステップ、クロス、バックステップなど色々ありますが、これらを使って速い動きやリズム感をしっかり身につけることが大切です。

 

スキップ
普段何気なく使っていますがステップのひとつで、ネット前にシャトルが飛んできたときに使います。

 

ツーステップ
バトミントンの基本ステップで、シャセとも言います。
動いた方向に足を出し、そこに逆の足を引きつけるようにして進みます。ネット前に動く時に使います。
練習としては、大きく右足を斜め前に出したら、左足をひきつけ、すぐにまた右足を斜め前にだして、左足を引きつけます。
今度は、逆に左足を大きく斜め前に出しても同じように行い、これを繰り返し練習を行います。

 

サイドステップ
コートの左右に自在に動く為に使います。
練習方法としては、両足を肩幅くらいに開き、右側に進む時は右足、左側に進む時は左足から進みます。
右足を1歩右に開いて、足を床に着けると同時に左足を寄せて右側に進み、常に同じ歩幅でリズムよく動くように練習しましょう。、

 

クロスステップ
緩急自在に飛んでくるシャトルに合わせ、足をクロスさせて前や後ろに素早く動く時に使います。
身体を正面に向けたまま、腰をひねって足を前と後ろでクロスさせます。
正面に体を向けたまま、腰をひねって左足を体の前で交差させ、次に右足を出して、左足をを体の後ろで交差させる練習をしましょう。

 

バック走
シャトルがコートの奥に飛んできた時、前を向きながら後ろに動く必要が出てきます。シャトルに背を向けて走っては、どこに落ちるか分からなくなってしまうからです。
最初は転んでしまいそうで怖いかもしれませんが、しっかりと前を向いて後ろに走る練習をします。始めはゆっくり、徐々にスピード上げていくようにすると良いですしょう。

 

バックツーステップ
前のツーステップがネット前の移動に使うのに対し、バックツーステップはホームポジションからコートの奥に移動する際に使います。
左足を右後ろに1歩だして左足を右足に引きつけます。再度、右足を出します。逆も同じように左足を1歩出し、右足を左足にひきつけて、再度左足を出します。

 

後ろは見えないので、はじめはもたついてしまいがちになるかもしれませんが、ゆっくと行い、慣れて来たらスピードを速めて、リズミカルに動けるように練習しましょう。

 

なお、バトミントンは素早くシャトルに反応する瞬発力、ジャンプ力、力強いショットを打つ為の腕や体幹などの筋力、長時間動き回れる体力など、様々な力が必要になりますね。
その中でも要となる運動神経は、小学生や中学生のジュニア選手の頃に最も発達します。
これらのステップは、それらを育て上げるのにも役立つなので、しっかり練習をして素早いフットワークを身につけましょう。

 

 

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