ダブルスの起こりやすいミスと対処法
「バドミントンのダブルスでミスが減らない…」なんてことありませんか？
バドミントン ダブルスでは、どこに何を打っていくかという戦術を考えることが大切です。
その為、2人で戦うダブルスはコンビネーションがものをいうので、シングルスに比べて戦術の占める割合が大きくなります。
コンビネーションをアップさせるには、まずは役割をはっきりさせコミュニケーションをとることが大事です。
それぞれの役割を果たさないと、ペアとしてダブルスの機能がしなくなってしまいます。
例えば、後衛(バック)がスマッシュを打った後に、前衛(トップ)がストレートに張っているときにクロスに切り返されると、後衛がカバーしきれなくなる。
こうしたケースは、ジュニアの試合でも良く見られますよね。
このようなときには、前衛の横をシャトルが通り過ぎているので、後衛がカバーする必要がありますが、それ以前に後衛がスマッシュを打つ際にどこに前衛ポジションをとっているか確認しておくことが大切です。
前衛が同じサイドのストレートに張っているとわかったら、クロス方向の球は自分がカバーすると頭に入れておくこと。
そうすれば相手ペアからサイドに切り返されたとしても、対応できるようになります。
なので、こうしたケースを想定して練習をしておくことが必要です。
練習方法としては、コースによって左右や前後の入れ替わりを行うノック練習が効果的です。
コートに練習者2人が入り、フィーダーはコートの奥にシャトルを打ち上げ、後衛は上がってきたシャトルをストレートにスマッシュ。
フィーダーはストレート、クロスに返球し、この球をもう一方の前衛がプッシュで叩く。
前衛がこの返球をクロスで予測できずに対応できなかった場合は、後衛がフットワークを使って回り込んで打ち、このままコースはランダムにしてノックを続けるようにします。
球のコースによっては、左右、前後の入れ替わりも行うようにしていきます。
ペアはお互いに「お願い」「自分が打つ」といったように声に出して意思表示してやるようにすることがポイントです。
このノックを行うことで、基礎固めはもちろん、オフェンス力の強化にもなります。
これを10セットくらいを目安に行うといいかと思います。
その他にも、コンビネーションの向上も兼ねた、高速ローテーションでのトレーニング方法も効果的です。
効率良く強くなるには、既にある強豪ジュニアチームが行っている結果が出た練習方法や育成法を行えば、ぜロからはじめる必要がなくなり、今のステージから更に上の場所を目指すことができるようになります。
短時間の練習だったとしても、ノックなどのやり方を少し変えるだけで、結果が2倍にも3倍にもなるのですから、その効果ははかりしれません。